第16章 続 大カラオケ大会
るり「むにゃむにゃ…スピー」
るりは完全に眠っているようだった。
黄瀬「…眠ってるっスね。」
黒子「はい。このまま起きなければいいのですが…。」
高尾「何?何?起きたらどうやばいの?」
緑間「暴走しだすのだよ。」
火神「暴走?」
桃井「えっと、確か前なった時は…」
"ムク"
るりは起き上がった。
紫原「あ。起きちゃったしー」
青峰「あー、やべぇぞ、これは。」
るりは周りをキョロキョロと見回した。
るり「…おはよぉ。」
眠たそうに目をこすりながらるりは言った。
今吉「おはようさん、何や、普通やないか。」
今吉は少し残念そうな顔をした。
るりはふと氷室の方を見て、そして氷室の方へふらふらっと歩きだした。
氷室「ん?なんだい?」
るり「ねぇー、ちゅうしてぇー」
そう言って氷室の膝に乗った。
全員「「「「「「「「はぁ!!!????」」」」」」」」
氷室「急に大胆だね。」
るり「だめぇ?」
るりは上目遣いで氷室を見つめた。
氷室「い…」
黄瀬「ダメっス!ぜぇぇぇったいダメっス!!!!」
氷室の返事にかぶせて黄瀬は止めに入り、そしてるりを引き剥がした。
黒子「あぁ、今回は甘えん坊モードみたいですね。」
火神「あ!?甘えん坊モードってなんだそりゃ!?」
桃井「そのまんまの意味ですよぉ!誰彼構わず甘えまくるんです!」
今吉「…ええやないかぁ」
青峰「まぁ…マシな方だよな。」
紫原「確かにぃー」
引き剥がされたるりは黄瀬の方に不満気な顔を向けた。