第12章 暗闇
WC予選に向けて誠凛高校バスケ部は猛練習していた。
私もマネージャーと言う立場で
部活に参加させてもらっていた。
るり「お疲れ様でーす!今から10分休憩なので水分補給してください!」
そうして私は一人一人にスポーツドリンクを配っていた。
るり「はい!火神くん!」
火神「さんきゅー!」
るり「はい!降旗くん!」
降旗「ありがと!」
るり「はい!くろ…。」
黒子「…どうも。」
黒子くんは受け取るとすぐどこかへ行ってしまった。
あの一件以来黒子くんとギクシャクしている気がする。
あの時私は何故、好きでもないのに
離れたくないと言ったのか。
もし、あの時ベットに戻ってしまったら
「嫌われてしまうのではないか?」
「もう、二度と私を見てくれなくなるのではないか?」
そう考えてしまい。
離れたくないと言ってしまったのだった。
でも、自分でもわかる。
それはただの私の自己中心的な発言だったと。
自分でも自己嫌悪している。
きっと黒子くんを傷つけてしまった。
るり「…。」
日向「おい、神谷!部活終わったらちょっといいか?」
るり「!!はい!」
るり(ん…なんだろう。)
そうして部活が終わり、
各々が解散して行った。
私は日向先輩を待った。