第14章 公認
~時音side~
私は蔵馬におぶられながら家に戻っていた。
右肩の怪我がかなり深く、体力も限界で一人では歩けそうになかった。
だから蔵馬が『オレがおんぶするから』と言って、今の状況に至るわけだ。
蔵馬「明日の朝には傷は塞がってるハズだよ。魔界の薬草だからね」
「うん。ありがと//」
恋人になったせいかな…
蔵馬の優しい言葉一つ一つが嬉しくて、ドキドキする。
こんな優しい気持ちになれたのは…いつぶりだろう…。
幸せな気持ちになりながら、蔵馬の肩にコトンと頭をのせる。
「……蔵馬…温かい」
蔵馬「クス、そう?」
「うん。すごく…安心するの。私、やっぱり蔵馬を好きになれてよかったよ…」
蔵馬「オレもだよ。時音を好きになれてよかった」
二人で顔を見合せクスリと笑い合う。