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時の贈り物*[幽遊白書]*

第7章 救出



***

時音たちが八つ手の元へ向かっている丁度その頃、蔵馬と飛影は八つ手のいる廃工場へ到着しており、八つ手と鉢合わせていた。

飛影「もう一度だけ聞く、貴様が喰った氷女-コオリメ-の名前を言え」

八つ手「さあなァ、何て言ったかな…くくく」

蔵馬「今日女をさらったな、彼女はどこだ!!」

八つ手「ほお…あのコの知り合いか?よーしヒントをやろう」

すると八つ手は頭の右側についてある右手に、膝下で切れた足を蔵馬に見せつけながら言った。

八つ手「これ、な~~~んだ?」

とたん蔵馬は怒りと鳥肌が一気に身体中に駆け巡り、武器化した植物を持って八つ手に襲いかかった。

蔵馬「貴様ァーーー!!」

それに続いて飛影も八つ手に攻撃する。
しかし、攻撃はなかなか当たらず苦戦する一方だ。


―――バラバラに攻撃してもダメだ!!


二人は一斉に八つ手に襲いかかる…と見せかけ、飛影が姿を消した。

八つ手(む!?消えた!!奴の後か
―――と見せかけて………ひとり跳んでいる!!)

蔵馬「はァ!!」

蔵馬が八つ手に攻撃を入れる。

八つ手「貴様らの考えなど、全てお見通しよ!!」

八つ手が飛影の顔に攻撃を入れた……そう思いきや…

パカ…

八つ手「!?人形!?おとりか!!」

八つ手が攻撃したのは飛影ではなく人形だった。

蔵馬が横から、飛影は上から同時に襲いかかる。

八つ手「しまっ…」

ザシュッ……

八つ手の首と腹が同時に切り離された。

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