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時の贈り物*[幽遊白書]*

第37章 忍び寄る影















雪菜「ごめんなさい…私の…ために」

申し訳なさそうに謝る雪菜の顔を見つめていると、ふと目にはいったのは両腕にある火傷の跡だ。
それは、氷泪石を作らせるために垂金が雪菜を傷つけた跡だった。

桑原「謝るのはこっちの方だ……。ごめんな……」

雪菜「え?」

桑原「こんなヒデー目にあってんだ。許してくれなんて言わねェ。
……けど、人間には気のいい奴もいっぱいいて……オレの周りにはバカばっかりだけど………いい奴らばっかりで。
だから……だから人間全部を………人間全部を嫌いにならないでくれ」

頼む……。
そう頭を下げる桑原に、雪菜はフワリと優しく微笑んだ。

雪菜「大丈夫…!私…あなた(人間)達、好きです」

桑原「…………………あり…がとう」
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