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時の贈り物*[幽遊白書]*

第35章 予感的中


ゆっくりと目を開け、体を起こしたぼたんを見て安心した。

ぼたん「あ、あれ?」

「ぼたん、私達助かったのよ。どうやら幽助が虫笛を破壊してくれたようね」

ぼたん「……良かったぁ。本当に良かったよ~」

と、ぼたんはいきなり私と螢子ちゃんに抱きついて、良かったと連呼している。

「全くもう」

螢子ちゃんと顔を見合わせクスリと笑い合った。

?「あ、いたいた」

すると、後ろからいつも学校で聞き慣れている声がした為、慌てて振り向けば、そこに立っていたのは…

「灯夜!!」

灯夜「今さっき、コエンマ様から連絡があってね。皆を迎えに行くように言われたんだ」

「そうだったの」

灯夜「さてと、早いところ移動しちゃおっか。さっきパトカーの音が聞こえたから、そろそろ警察がくると思うしね」

巻き込まれたら厄介だものね…。
まぁ、これだけ大きな騒動になれば、警察沙汰になるわよね…。

灯夜「皆、僕に捕まって。学校から離れた場所に公園があるでしょ?そこにワープするから」

螢子「……ワープ?」

螢子ちゃんが訳の分からないといった表情で困惑している。

人間の螢子ちゃんには信じられない単語だものね…。

灯夜「あ、君が螢子ちゃんだね。僕は#時音#の幼馴染みの灯夜っていうの。よろしくね」

螢子「あ、はい」

「じゃあ自己紹介が済んだところで…灯夜、お願いね」

灯夜「了解!」



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