第4章 予感
ぼたん「今回の指令だけどね、この町に妖怪・八つ手-ヤツデ-がいるみたいなんだよ」
「八つ手が!?」
……成る程。
ということは、最近の失踪事件の原因はヤツだったってわけか……。
最近町の瘴気が濃くなってきたから嫌な予感がしてたけど……。
「つまり、私が八つ手を倒せばいいのね」
ぼたん「うん、いけそうかい?」
「ええ、燈と日和もいるから大丈夫よ」
ぼたん「たのんだよ、気を付けてね!
じゃあ、あたしは一旦霊界へかえるよ。
夜またくるね!」
そういって櫂を出すと、櫂に乗って霊界へ戻っていった。
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しかし、この時私は……この後最悪の事態が起こるなんて、思いもしなかった。
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