第23章 再開
「ハァ……」
時音に気づかれない程度に溜め息を吐く。
ふと前を見ると、時音の姿がなかった。
周りを見渡すと冷蔵庫を開けた時音の姿が目に写る。
「時音、何してるの?」
時音「………………。秀一」
「ん?」
時音「この冷蔵庫の中身は一体どうゆうこと?」
と言いながら、オレに冷蔵庫の中身を見せる。
「…いや、それは…」
そう、冷蔵庫の中は見事に空っぽ。
必要最低限のものしか入ってない。
時音が気にするのも無理ないだろう
時音「……おば様は?」
「……えっと」
母さんが病気ということを話したいのに、中々切り出せない。
時音「もしかして、おば様と闇の三大秘宝を盗んだことと何か関係しているの?」
「Σ!!」
何故オレが霊界の宝を盗んだことを知っているんだ…?
オレは内心かなり動揺した。
思考が上手く回らない。
「時音……何故、その事を…??」
時音「…………。私、霊界探偵の助手になったの」
「……助手…?霊界探偵の……」
霊界探偵、浦飯幽助の…彼の助手に…?
「………時音」
キミが霊界探偵助手として、オレを捕らえに来たのなら……オレはキミを……
どうすれば…