第23章 再開
~蔵馬side~
時音がいる…
オレの目の前に…
何故?
***
オレは飛影と剛鬼と共に、霊界へ"闇の三大秘宝"を盗んだ。
三大秘宝の一つの"暗黒鏡"が、どうしても必要だった。
コレがなければ母さんを助けることが出来ない…
三週間程前、普通に学校で授業を受けていた。
すると、先生が慌ただしく教室のドアを開け、何事かと思いきや、母さんが仕事先で倒れたとのことだった。
オレは急いで支度を済ませ、病院へ向かった。
医師からは『もう一ヶ月ももたない』とのことだった。
オレは目の前が真っ暗になった……
そして同時に気づいた。
オレは、母さんを母親として慕っていると…
だから、必死になって母さんの病気が治る方法を探した。
だが、見つからなかった。
そんな時だ、ヤツらが現れたのは……
飛影『闇の三大秘宝を盗む仲間にならないか?』
そのとき、自分の望みの叶う暗黒鏡を思い出し、彼らの申し出を受け入れ、霊界へ侵入した。