第1章 「コード:00の存在」
來美は、その風をかわす。その間に、狛皓は逃げだそうとしたのを、彼女はそれに気づき、彼女は行き先の扉について向かって氷付けにした。
狛皓は、かなり焦った表情をみせる。右から風が襲い掛かってくる。來美は、光の壁で防ぐ。そして、一瞬にして敵の背後に周り、蹴りを入れ吹き飛ばす。
さっきの一瞬で移動とは、相手から見えた状況だ。実際は、來美は完全に時間を止める事は、できないがゆっくりとはできる。相手は、遅く行動し、自分は速く移動が可能だ。
その行動に、人見は驚いていた。
「よそ見をしていると、死ぬぜ?」
『水』の異能を持つ男が人見に言うが、それに対して彼は、余裕の笑みを浮かべる。まして、両手はズボンのポケットの中だ。
「そんな攻撃じゃ、私の電撃には勝てないよ。」
冷静な口調で言い、人見の電撃がその男を襲う。
「ぐ、ぎゃぁぁぁーーーっ!!!」
その男は、苦しげに声を出し男は、倒れる。もう、ピクリとも動かない。死んだのだ。肝心な來美は、まだ戦っていたが、息は上がってはいなかった。
そして、彼女の右手に光が集まって、一気に距離を縮めて……………。
「……終わりだよ。」
一言を相手に言って、その男は光に包まれ消えていった。來美と人見は、お互いに顔を合わせる。人見は、笑い言う。
「流石、コード:00の実力だな。」
「………そうでもないですよ。」