第1章 「コード:00の存在」
ドカーンッ!!
物凄い大きな音で、爆発した。扉が開いた。人見は、苦笑をしていた。
「やりすぎだ。」
「このぐらいの方がいいですよ。」
そんな会話をしながら、2人は建物内に入る。予想通りに、人達が武器を構えた状態で、集まっていた。人見は、横目で來美を見て言う。
「どうする?龍河?」
「……そりゃ………邪魔者は排除でしょ?」
來美が言ったと同時に、彼女の後ろから出現した一本の剣が相手の体を貫いて、その人物は光に包まれ消えていった。人見は、ヒュ~と口笛を鳴らす。
「さて、私も頑張らないと。」
そんな事を言いながら、電気が流れだし一気に、相手を殺し始めた。やはり、一気に数を減らすのは人見の方が上だと、感じる來美だった。
來美は、何十本の剣を出現させ、相手の体を貫いていく。そして、その死体達は消えていく。ものの数分で、目的の人物を発見した。
その人物…………狛皓が焦った表情をしていた。
「やっぱり、来たのかコードブレイカー。だが………。」
狛皓は、そう言うといきなり2人の男が現れた。一目でわかる。この人達も異能者だと。そして、相手からの攻撃が始まった。
風と水の異能者だった。來美の相手は、風の異能者。逆に、人見は水の異能者となった。そして、相手の風がこちらに襲いかかってくる。