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もう1人の存在[CODE:BREAKER]

第1章 「コード:00の存在」


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ピピッ!!


目覚まし時計の音が、鳴り響く。手を伸ばし止める。さっきのは、どうやら夢のようだ。來美は、大きく息を吐き体を起こす。


ベッドから下り、すぐにスマートフォンの電源を点ける。数秒で、画面が開く。LIENなどが届く。そして、一通のメール………。そこには、「エデン」と書かれていた。


内容は、「今日の仕事だ」それだけだった。詳しくは、書かれていなかった。今日は、平日。本来なら、学校があるが……………。「エデン」から届いているため、そちらを優先となる。


來美は、机の上にスマートフォンを置き、私服に着替える。フード付きの黒のジャンパー、白の丸襟Tシャツ。群青色のショートパンツ、赤色のチェック柄のニーハイ。普段の靴は,ブーツとなっている。


コードブレイカーになってから、数年が経っている。今、現在の來美は、17歳となっている。普段は、変装として黒の長い髪。


また、來美は大きく息を吐きスマートフォンを取り、バッグを持ってスリッパを履き、リビングへ。


リビングに着くと、そこには來美の両親や兄がいた。來美の姿を見ると、母は言う。


「…………また、お仕事?」

「うん。だから、学校には連絡しておいて………。」


母は、心配そうな顔をして來美を見るが、來美はけして目を合わせてはくれなかった。箸を持ち、朝食を食べ始める。


「………無理はするな。」

「………安心して?私が皆を守る。弟を助けるから。」


弟という言葉に、皆はだまってはしまった。その間に、來美は食べ終わり、家を出る。「エデン」がいる場所へ。
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