第1章 「コード:00の存在」
明らかに、さっきとは態度が違っていたことに、気が付く。來美は、男子に向かって軽く睨み付ける。
「本性が出たね。それで、私に断られてその後どうするの?」
來美は、そんな風に言ったら、男子はニヤリと笑った。一歩一歩、來美に近づく。そして………。
「力付くで、俺の彼女にする。女が男に勝てる訳がねぇしな。」
その男子の様子から、來美はフッと笑う。男子の動きが止まる。何が、おかしい?と言ってきた。
「残念だけど、貴方は私に一生勝てない。私は、ただの女じゃないからね。」
「はぁ?んなわけねぇだろう。お前、舐めてるのか?」
「喧嘩なら、相手にするよ。ただし、忠告するよ。死にたくなきゃ去れ。今なら間に合う。」
「………っ!?」
來美は、男子に向かって今まで以上の睨み付ける。男子は、息を呑み込む。そして、その男子は、足がガクガクと震えていた。
來美は、どうする?と男子に問いを求める。男子は、ギリッと、歯を食いしばって扉の鍵を開けて、屋上を出た。
「………………。」
來美は、その男子の背中をずっと見ていた。そして、教室へと向かった。
───────────────
──────────
來美は、教室に入ると他のクラスメートとかがいた。唯は、來美を見てお帰り、言ってきたので、來美は、微笑みながら、ただいまと答えるのだった。
唯は、何があったのか來美に、聞こうとしていた。來美は、それを誤魔化すよつに、一切答えなかった。
そんなやりくりを、帰りまでしていた。
────────────
────────
学校が、終わり外へ出ると、携帯電話が鳴り始め來美は、電話に出る。
「はい、龍河です。」
『お?來美か、私だ。』
まさかの人見からの電話だった。そこで、來美は疑問に思った。