第1章 「コード:00の存在」
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ピピッ!!
目覚まし時計が鳴る。止めるため手を伸ばす。スマートフォンの電源を点け、メールを確認する。一通のメールが届いていた。
やはり、「エデン」だった。内容は「今夜来い」と言うのは事を書かれていた。今夜…………と呟く來美。來美は、制服に着替えてリビングへと向かった。
リビングには、いつも通りの朝となっていた。來美の家族は仕事の内容までは、聴いてこない。來美は、箸を持って朝食を食べ始める。
そして……………。
『ニュースです。○○○×××で狛皓さんが行方不明となっています。』
來美は、黙ってそのニュースを聞いていた。そのニュースは、來美と人見で殺した人である。行方不明となっているが、実際は、來美の手で消されてしまった。
もう………二度と見つからない。母は、弱々しく言う。
「………………來美も気をつけてね?」
「……………うん。」
來美は、ただ単に頷く事しかできなかった。朝食を食べ終え、家を出る。
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学校に着いて、席に座り溜息をつく。すると…………。