第7章 ~政宗奪還作戦2~
「・・・佐助・・・駆け落ちとは、どう言う事で御座るか・・・・・・政宗殿が、片倉殿と駆け落ちとは、どう言う事で御座るか、佐助ェ・・・っ?!!」
幸村は、気が動転した。
己の意中の人が駆け落ち等、気が気では無かった。
打が、そんな幸村に対して佐助は、冷たく言い放った。
「其のままの意味だよ、真田の旦那・・・独眼竜の旦那は、右目の旦那を選んだ。只、其だけだ・・・」
そんな佐助に幸村は、涙を流しながら睨み付けた。
打が、そんな幸村に佐助は、話を続けた。
「・・・旦那は、どうしたいの・・・?」
「・・・・・・どう・・・とは・・・?」
「打から・・・此からどうしたいかって聴いてんの。」
「・・・此から・・・どうしたいか・・・だと・・・?」
そんなの、既に決まってるー
「ー・・・政宗殿が・・・欲しいで御座る・・・」
政宗を手に入れる
「・・・打が、某の力だけでは・・・政宗殿を奪い返すのは無理で御座る・・・」