第7章 ~政宗奪還作戦2~
打が、己が出来る事は限られて居る
「・・・打から・・・」
打が、仲間が居る
「・・・打から・・・っ!」
己には、仲間が居る!
「佐助ェ、力を貸せェ・・・っ!!」
そんな幸村の覚悟に佐助は、幸村の前に平服した。
「・・・了解した、真田の旦那。独眼竜の旦那の居場所は、俺らが探し出す。其まで、真田の旦那は待って居てくれ。」
「ウム!頼んだぞ、佐助!」
幸村の了承を得た佐助は、其の場から立ち去った。
そして幸村は、邸の外に視線を移した。
「・・・政宗殿・・・某は、そなたが駆け落ちした事は信じておらぬ・・・」
きっと、事情があったに違い無い
「待ってるで御座る、政宗殿・・・某が必ずー」
ー貴方を、救ってみせる・・・