第3章 いざ、神世界へ
天使はそれぞれに仕事を割り当てられていて、全てが地球を動かすことに直結している。
仕事さえしていれば、あとは自由に暮らしていい。
自分の姿もその時の気分で変えることが出来る。
どこでどのように過ごそうが、それぞれの自由だ。
今までに自分の仕事を放棄した天使は存在しない。
だが、天使の中でも身分制度が存在し、一部の天使は神様に仕えて身の回りの世話などの仕事をしている。
空は神様に仕えている身分の高い天使で、その中でも一番上の立場にあるという。
なので必然的に、神世界では空も神様と同様に有名人ということになる。
その天使が地上の世界へ下りることが分かれば、話題になるのは当たり前だった。
その後、麗奈の話も広まったというわけだ。