If, to remember that my【進撃の巨人】
第1章 2000年後の君は
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「____後方から13m級!!!こちらに向かってきています!!!!」
「…お前ら、全員剣を抜け…この気象だ。立体起動を使うのは難しい」
「「___はい!!兵長!!」」
「___…チッ、どーにかならねえのか。この雨は…」
まるで、初めて壁外に来たときのような大嵐だとリヴァイは目を細めた。
「兵長っ!13m級、加速しますっ!!!」
背中にかかるペトラの必死な叫びがリヴァイの鼓膜を刺激した。そろそろ危ないとリヴァイは自分の剣を抜く。
この嵐の中、馬は早く走れない。
しかし、幸い巨大樹の森がまだ続いている。
リヴァイは仲間だけ先に帰還するよう考え、自分はこの巨人を倒してから向かうようにしようと決断した。
「お前ら!ここは俺が引き受ける!先に行け!」
バシャバシャと、地面に叩きつけられる雨音のせいで上手く聞こえたか不安になったが、ペトラを最後に尻目で見たとき、意を決したような目をしてこちらを向いていたから大丈夫だとリヴァイは判断した。
リヴァイは豪雨が吹き荒れる中、馬の上に立ち、立体起動装置を駆使して森を飛び回る。
そして、自分の、ちょうど下を通り過ぎる馬。
その最後尾にいる少女と目が合う。
肩に付くかつかないかくらいかの栗色の髪の毛を揺らしながら、リヴァイを見つめる。
淡い、グリーンの大きな瞳だった。
「___ 、 」
____________ピピピピ、ピピピピ、ピーーーーーーーーー
「______おわっ!」