第2章 2
校門に集まった瑞希は
『ってこれほぼクラス全員じゃない?』
「すごいねー!よく集まったよ!」
「どーよ、俺のこの人望!
見事に全員参加だぜっ!」
「さすがと言うべきかな(笑)」
『うん、そうだね!
ところでどこに行くんだろうね?』
「みんなはどこに行きたい?」
そう言って圭はみんなに
聞こえるように言った。
すると花音こと
谷 花音は
「はいはーい!
みんなでぇーカラオケとかはどうかなあー?」
『え!?カラオケ?』
瑞希の性格上、人前で歌う事には
抵抗はないのだが、少々・・・
いやかなり音痴なのだ
『奈央、帰ろう!』
「なーに言ってんのよ!
歌わなかったらいいじゃない!
あなたは楽しくお喋りしとけばいいのよ!」
『で、でも・・・』
「でもも、だってもないよ!
瑞希が友達を作りたいって
言ったんでしょ!」
『そーだけど・・・』
「もう行くよ!」