第2章 2
「瀬川ちゃん!行こう!」
そう圭が言うと
瑞希の手を引いて
歩き出した。
『ちょ、ちょっと待ってよ!』
そんなやり取りをしている中
翔はめんどくさいのか
帰ろうとしていた…。
その姿を悠斗は見つけ
「なーに帰ろうとしてんだよ!
俺、お前とは仲良くなれそうな
気がしてるんだよな!」
「(はぁ…なんだよこいつ)」
「なぁなぁ聞いてる?
なぁってばぁ!」
「(うるさい・・・)
わかったよ。行くって。」
その光景をみていた瑞希は
『(何、あの人?ノリ悪すぎ)』
「よし!みんなそろったし、
カラオケ行くぞー!」
圭の一言でその場にいた
みんなが動きした。
圭をみていた
翔と瑞希は
『「(テンション高ーーーー…)」』
と同じことを思っていた。