[黒子のバスケ]非日常な生活は今日もやってきたようです
第1章 *非日常は突然やってくる 【赤司+@】
洛山高校に入って早一年、私は立派な高校生になった。部
活も勉強もうまく…………いっていなかった。
勿論、立派にはなったよ?勉強もそこそこしているし、
部活も頑張っている。じゃあ、何故うまくいていないかっ
て?それは………………
「莉香…?どうした?」
そう、今私の目の前にいる“赤司征十郎〟君だ。
彼はバスケ部の部活のキャプテンであり、クラスメイトで成
績優秀、やる事何でもできる、……そして私の彼氏でもありま
す。
でも、あの時は本当に驚いた。だって、いきなり「付き合
え」って言うんだもん…… 誰だって驚くに決まっている。
まぁ、「いいよ」って答えたけど……好きだったし……。
とにかく、うまくいってないというのは彼が原因である。
まず、朝の迎え方が凄い。
*朝 〔回想〕
「莉香姫。お手を」
「えっ……あ、はい……」
「あの、何故、白馬……?え、てか王子様コスって……。」
「駄目だったか……?」
「いや、カッコいいよ?でも、流石に学校行くには目立ちす
ぎじゃないかなぁ……?」
うん、絶対危ないよ?色んな意味で
あとは休み時間とか授業の時とか部活など色々凄い。
その中で一番凄いのは部活だ。
私も赤司君と同じバスケ部に入部したけど、本当にヤバイと
思うほど凄いのだ。部活の面子もそうなのだが、皆が皆、特
徴的な個性を持ち、目が眩む程のとんでもない能力を持っていた……。