第6章 あとがき
3.脇役たち
オリジナルキャラがいます。
涼子の勤める楽器屋の店長、余語さんです。
本当はオリジナルキャラを置きたくなかったのですが、そうなると今度はオリジナル設定を作らなくてはならないので(夢書いてるのにオリジナル設定を嫌がるなんてなんだかおかしな話です)、しぶしぶオリジナルキャラを置きました。
原作から遠くかけ離れた設定ってあまり好きではないので、できるだけ離れすぎないように気を使っています。
本作品の元は乙女ゲームなので、出てくる男の子たちが春ちゃんを好きにならない時点で原作から遠くかけ離れてるといえば確かにそうなのですが、そこはなんとなく察してください。
こんなこだわりをもってるのでギャグが書けないんだよなーと思いますが、すべったときが怖いのでギャグはもっと文章とユーモアが上手になってから挑みたいと思います。
脱線しましたが、この店長は御都合主義の塊ですね。困ったらすべて余語さんに丸投げしてしまいました。
ちゃんと拾ってくれるので余語さんは素敵な店長だと思います。
おっとりしているけど、洞察力の鋭い店長だからこそ、小さな店でも細々と経営できてるのかなーなんて。
4.トキヤ
涙がこぼれている涼子を慰め、ヤケになった涼子を叱ってくれる素晴らしい人物です。
当初は、この部分を音也か翔くんにおまかせしようと思っていました。
二人のパターンを書き留めたメモもあります。
なぜトキヤになったのかというと、彼には冷静さがありました。もとい、音也や翔では素直じゃない涼子を素直にさせるだけの洞察力や冷たさがなかったといいますか。
冷たく感じますがじつはあたたかい、そんな彼だからこそ涼子は素直にレンを追いかけに行ってくれたのだと思います。
いや、決め手は店長の一言でしたが、それまでのトキヤの諭しがなければあんな素直にはなれなかったと思います。店長に何がわかるんですかー!って。
そういう意味でトキヤはすごいひとだなーとおもいます。
でも彼は楽器屋に何しにきたんでしょうね?