第1章 急に動物化 前篇
「クリス、入りなよ。」
クロロは自室のドアを開けて、クリスに入るように促した。
「失礼しま~す。」
クロロの室内は、古臭い古書の匂いで充満し、今にも崩れそうな本のタワーがいくつもできていた。
(この本売ったら一冊で、すごい額になるんだろうな。)
そんなことを考えていると、後ろからクロロが私めがけてスプレーを振りかけた。 いきなり足の力が抜けてクリスは床に座り込んだ。
「な・・・何・・何したのよぉ・・・///」
自分の心臓の音がドキドキ言っているのがわかる。
「またたび入りの、スプレーだよ。どんな感じ?」
「どんな感じって///はぁ・・・もう、私でてく、こんなバカなこと付き合ってらんない。」
そう思い立ちあがろうとするが、足にはもはや力が入らず、手で床を押し上げてみるが無駄に終わった。
「んっん・・・・なんで~」
思いどおりに体が動かず、クリスの苛立ちが募る一方、体が熱を帯び始め、頬は桃色に染まり始める。
(私どうなっちゃうの!?!?!?)