第6章 ※また検体を
「可愛い」
胸元にいる彼を思わずそう言うと、
彼は少し困ったように笑った。
「怖くないならいい」
いつもなら可愛いと言うなと言われるのに、
どうしたのだろうか。
そう思ってまたキスをすると、ホックが外され、下着を剥がされた。
「っ…」
隠す間もなく、脹相に手首を掴まれ、じっと見つめられる。
「脹相…あんまり見ないで…」
朝だから明るさもあって恥ずかしさが増す。
「すまない。だが…ずっと見ていたい」
「そ、そういうこと…っ」
抗議しようと思った。
しかし上手くいかなかったのは、急に先端に唇が触れたからだった。
「ぁっ」
「、腰を下ろさないようにちゃんと膝で立っておくんだ。触れると何があるか分からない。分かったな?」
「う、ん…」
触れられた方の乳首がジンっと熱くなる。
またされてしまうのかという期待をよそに、脹相の手が私の胸を包んだ。
「ん…」
「ふ…」
ゆっくりと胸が絆されていく。
それとは逆にクリクリと刺激を受けた先端は固さを保っていった。
まるで触って欲しいかのように存在を増すそれに、私は顔が赤くなる。
「脹…ん」
触って欲しいのか、先がピクンと脈を打つ。
弾いて欲しい。ちょっとだけ摘んで欲しい。
刺激が欲しい。
サワサワと私の胸元にある手は欲しい刺激をくれない。
「っ…脹相」
「どうした」
「も…っと強く…してほし」
脹相はまさかというように私を見つめるが、私はその視線を合わせた。
「もっと…ほしい」
次は目を合わせられなかった。
それを聞いた脹相が、我慢が効かないというように私の胸へと吸い付いたから。
「んあっ」
「はぁ…」
コロコロと舌で転がされ、その刺激で視界がチカチカとする。
「んん…」
「はぁ…ん」
「脹相っ…気持ちいい」
「んっ」
先ほどよりも強い刺激が体を走る。
私は足がガクガクしてきたのも分からないまま、脹相に縋り付いた。