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【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】

第5章 OPERATION⑤



***



「お疲れなのに時間を割いてくださり、ありがとうございました」

一通りの話を終えると、セリーナはニッコリ笑いながらローレンに言った。

メインの肉料理に差し掛かったころには、連日の激務でローレンにも疲れが見え始めていた。

「いや、大丈夫だ。ホテルのレストランにしてくれたおかげで、あとは寝るだけだから」



ローレンの隣では、ソムリエが次のワインを注いでいた。

肉料理に合わせてセリーナが選んだワインだった。

セリーナはチラリと、煮込まれた牛肉に添えられたネーベルの実に目をやった。



アルコール度数の高い赤ワインとネーベルの実。

この食べ合わせは、とても酔いが回りやすいのだ。

連日の疲労が溜まっているローレンには、酔いが早く回るだろう。



しばらくたわいのない話を続けていると、見るからにローレンの上体が揺れ始めた。

セリーナは口角を上げて、ワイングラスをテーブルに置いた。

「ローレン補佐官、大丈夫ですか?」

セリーナは心配そうに、食事を切り上げることを彼に申し出た。

ローレンも自身の体調を考え、これ以上無理をしないことにした。
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