【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
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「お疲れなのに時間を割いてくださり、ありがとうございました」
一通りの話を終えると、セリーナはニッコリ笑いながらローレンに言った。
メインの肉料理に差し掛かったころには、連日の激務でローレンにも疲れが見え始めていた。
「いや、大丈夫だ。ホテルのレストランにしてくれたおかげで、あとは寝るだけだから」
ローレンの隣では、ソムリエが次のワインを注いでいた。
肉料理に合わせてセリーナが選んだワインだった。
セリーナはチラリと、煮込まれた牛肉に添えられたネーベルの実に目をやった。
アルコール度数の高い赤ワインとネーベルの実。
この食べ合わせは、とても酔いが回りやすいのだ。
連日の疲労が溜まっているローレンには、酔いが早く回るだろう。
しばらくたわいのない話を続けていると、見るからにローレンの上体が揺れ始めた。
セリーナは口角を上げて、ワイングラスをテーブルに置いた。
「ローレン補佐官、大丈夫ですか?」
セリーナは心配そうに、食事を切り上げることを彼に申し出た。
ローレンも自身の体調を考え、これ以上無理をしないことにした。