夢蝕のデバッグ 〜ゾンビと淫触に墜ちる高額アルバイト〜
第1章 高額なゲーム開発補助のバイト
翌日、指示された通り大きめのトランクケースに最低限の荷物を詰め込み指定された施設へと向かった。
スタッフに案内された部屋の扉を開けた瞬間、は思わず声を上げそうになった。
「うわ、すごい……!」
まったく期待していなかった部屋は、まるで高級ホテルのように清潔で洗練されていた。
広々とした間取りに、最新の家電やふかふかのソファ。
バス・トイレは完全セパレートで、広々とした浴槽までついている。
さらに洗練された洗面台を覗いてみると、誰もが知る有名ブランドのスキンケア用品や、フレグランスボディーソープが綺麗にズラリと並べられていた。
「食事は毎食部屋に運ばれます。3食おやつ付きですので、ご自由にお過ごしください」
そう説明するスタッフの言葉に、のテンションは最高潮に達した。
前職の劣悪な環境と嫌がらせの日々が嘘のようだ。
至れり尽くせりの環境に「本当にいい仕事を見つけちゃったな!」と、胸いっぱいの幸福感に浸っていた。
——しかし、はまだ何も気づいていなかった。
なぜ、この求人が「女性限定」だったのか——。
なぜ、外部と遮断された空間での「住み込み」でなければならないのか——。
なぜ、全身の肌を整えるための「高級スキンケア用品」が贅沢にも用意されているのか——。
そして、部屋の至る所に配置された、インテリアに紛れる微小な「レンズ」の存在に——。
カチャリ、と重厚な扉の鍵が自動でロックされる音が、静かな部屋に空景しく響いた——。