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夢蝕のデバッグ 〜ゾンビと淫触に墜ちる高額アルバイト〜

第1章 高額なゲーム開発補助のバイト


前職のオフィスは、にとって息の詰まるような場所だった。



「ちゃん、これ今日の夕方までにまとめておいて。あ、あとさ——」



書類を渡すふりをして手首や腰に触れてくる上司手に、しつこく誘われる二人きりの食事や酒席。
笑顔で交わそうとしても「ノリが悪い」「生意気だ」と圧力をかけられ、日に日に増していくスキンシップと不快な視線に、の精神は限界を迎えていた。


意を決して社内の相談窓口にセクハラを訴えたものの、待っていたのは救いではなくさらなる地獄だった——。




上司はお咎めなしどころか、周りの社員からは「大げさに騒ぎ立てて人間関係を壊した」と冷ややかな目を向けられるようになり、露骨な無視や雑用の押し付けといった嫌がらせが始まった。



ある事件をきっかけに逃げるように退職届を叩きつけたときには、心身ともにボロボロだった——。




しかし、現実は甘くない。
新卒で入社して間もなかったため貯金はほとんどなく、毎月の家賃や生活費の支払いが容赦なく押し寄せる。
手持ちの心許なさに青ざめながら求人情報に縋りついていた時、目に入ったのがその募集だった。




【女性限定/ゲーム開発補助スタッフ/未経験歓迎・高額報酬】




元々ゲームが好きで前職も近い業界だったこともあり、は藁にもすがる思いで応募した。
すると、面接では前職の経歴を軽く聞かれただけで、拍子抜けするほどあっさりと「即採用」となる。




「時給もすごく高いし、なんて運が良いんだろう!」



胸を躍らせて契約書を開いただったが、そこに書かれたある条項に目が留まった。



『※本プロジェクトは機密保持のため、完成するまで完全住み込み制となります。期間中の途中辞退および外部への連絡は原則不可とします』




一瞬、「完成まで住み込み? 途中辞退不可?」と怪しむ気持ちが芽生えた。
しかし、提示されている提示額は、これまでの生活の不安を一気に吹き飛ばすほど破格の数字だ。
背に腹は代えられない。
怪しさよりも目先のお金と「新しい仕事」への期待が勝り、は迷いを振り払うように署名欄にサインをした。




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