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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第16章 雄英文化祭編


三年生の校舎に差しかかったところで、ちょうど廊下を歩いていたふたりの生徒が、こちらに気づいた。

「あれ?あっ!」

ウェーブのかかった髪を揺らし、天真爛漫な笑顔を浮かべた波動ねじれが、ぱっと声を上げる。

「エリちゃんだ!」

隣にいた天喰環も、驚いたように顔を上げた。

「……本当だ。エリちゃん、こんにちは」

ふたりの姿を認めたエリが、少しだけ緊張した様子で頭を下げる。

「こんにちは……」

「わあ、久しぶり!元気だった?」

ねじれは嬉しそうにエリのそばへ駆け寄ろうとしたが、ふと、その隣に立つ人物へ視線を移した。

「あれ?おもちちゃんも一緒なの?」

「こんにちは、波動先輩。天喰先輩も」

おもちは、いつもの落ち着いた笑みを浮かべて挨拶した。
天喰も小さく頷き返す。

「こんにちは……」

「そっかそっか!ふたりで校舎を見て回ってるんだね!」

ねじれは、ふたりの繋いだ手を見た。


そして、おもちを見上げるエリの顔を見る。
さらに、エリの歩幅に合わせて自然に速度を落とすおもちの姿を見て、ぱちぱちと瞬きをした。

「……なんか不思議!」

「え?」

「だって、ふたりってすっごく自然なんだもん!なんていうか……家族みたい!」

「……家族?」

おもちが思わず聞き返す。

「うん!お姉ちゃんと妹みたいな感じ!エリちゃんも、すっごく安心してるように見えるし!」

ねじれは、興味津々といった様子でふたりを見つめた。
その言葉に、エリはおもちの手をきゅっと握った。

「……おねえちゃん、だいすき」

あまりにも素直な言葉だった。

「……っ」

ねじれが両手で口元を覆う。

「きゃー!可愛い!今の聞いた!?天喰くん!」

「き、聞こえてる……」

天喰は少し困ったように視線を逸らしたが、その表情は柔らかかった。

おもちは、エリを見下ろして微笑んだ。
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