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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第1章 公安からの指令


その日の夜。

公安への報告書
彼女はペンを握る。

今日の報告
雄英生徒との接触。
問題なし。
不審な動き。
なし。


そして最後。

「……」

昨日なら迷わず、

『対象生徒との関係構築を継続する』

と書いていた。
けれど、今日は違った。
少し考えてから、一文だけ書き加える。

『クラス内の協力体制は良好』

そこでペンを置く。

「……友達」

その言葉が頭に浮かぶ。
まだ、自分からそう呼ぶには、少し早い。

彼女はそう思った。



けれど、翌朝。
教室の扉を開けた瞬間

「おはよう!」

「おはよ!」

「今日早いじゃん!」

何人もの声が飛んできた。

彼女は少しだけ目を細める。

そして

今まで作ってきたものとは違う。
ほんの少しだけ自然な笑顔を浮かべた。


「……おはよう」


その瞬間

彼女はまだ知らなかった。

この場所で出会う人たちが。

やがて

任務対象ではなく、かけがえのない仲間になっていくことを。


そして――


この教室で出会った一人の少年との関係が、何年もの時を越えて、自分の人生そのものを変えていくことをまだ、誰も知らなかった。

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