• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第13章 ヒーロー仮免試験


ギャングオルカの出現によって、救助演習の様相は一変していた。

負傷者の救助を続けなければならない一方で、ヴィラン役の集団が行く手を阻んでいる。受験生たちはそれぞれの判断で動き始めていたが、予想外の事態に連携が乱れ始めていた。


そんな中、緑谷は隣に立つおもちへと視線を向けた。


「おもちさん、お願いがあるんだ!」


「うん?」


「君の個性なら、ギャングオルカを止められるかもしれない! 僕が正面から攻撃して隙を作るから、その間に君の個性で動きを封じられないかな!?」


緑谷は、彼女の個性である『絶対支配』の可能性に賭けていた。


ただ強力な攻撃を繰り出すだけでは、ギャングオルカのような実力者を止めることは難しい。しかし、相手の行動そのものに干渉できる彼女の個性なら、突破口を開けるかもしれない。

おもちは一瞬だけ考え、すぐに頷いた。

「分かった。緑谷君が隙を作ってくれるなら、私が動きを制限する。ただ、相手の力が強いから、完全に押さえ込めるとは限らないよ」

「うん! それで十分だ!」

「俺も加わる」

二人の会話に割って入ったのは轟だった。

「俺が氷で動きを制限する。お前らは、その間に攻めろ」

「ありがとう、轟君!」

こうして、緑谷、おもち、轟の三人による即席のチームが結成された。

それぞれの個性を組み合わせ、ギャングオルカの動きを封じる。そして、その間にほかの受験生たちが救助活動を進められるようにする。

決して簡単な作戦ではない。

それでも、三人の目には迷いがなかった。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp