第23章 寝言
ある日の午後。
はソファに座ったまま、いつの間にか眠ってしまっていた。
任務やら何やらで疲れていたらしい。
脹相はそんな私の隣に座り、静かに寝顔を眺めていた。
「……よく眠っているな」
起こすのも可哀想だ。
そう思って、そっと髪を撫でる。
「……」
穏やかな寝顔。
頬にかかっていた髪を耳にかけてやる。
すると、無防備なその顔を見ているうちに、脹相は少しだけ顔を近づけた。
「……」
一瞬迷って。
頬に、そっとキスをする。
「……」
起きる気配はない。
脹相は少し安心して、もう一度髪を撫でた。