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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第22章 押し倒す



「……これで、勝負は俺の勝ちだな」

「えー?」

「俺がお前を押し倒した」

「でも私が先にキスしたもん」

「……」

 脹相が少し考える。

「では引き分けだ」

「ふふ。そうしようか」

「次は負けない」

「私だって」

 そんなことを言いながら笑い合う。

 けれど結局その日も、最後には脹相に抱きしめられていた。

 ――どうやら私は、押し倒すより抱きしめられるほうが合っているらしい。

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