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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第19章 任務後のうたた寝



「……ん」

私が小さく身じろぎする。

「……起きたか?」

脹相が優しく声をかける。

「……んー……」

私はゆっくり目を開けた。

まだ完全には目が覚めていない。

「眠れたか?」

「……うん」

「……そうか」

脹相の声が、少しだけ優しくなる。

私はその声を聞いて、ふんわりと笑いかけた。

脹相の隣にいると、不思議と心が落ち着く。
私はそのまま、脹相の顔を見つめていた。

すると――

「……あんな顔するんだ」

後ろから、悠仁の小さな声が聞こえた。

「……私も今、同じこと思った」

野薔薇の声も続く。

「なんか……すごい柔らかい笑い方じゃない?」

「うん。俺たちといるときとは、ちょっと違うよな」

「脹相にだけ向ける顔って感じ」

「……たぶん、そう」

二人の会話が耳に入ってきて、私はぴくっと肩を揺らした。

「……?」

私はゆっくりと振り返る。

そこには、こちらを見ている悠仁と野薔薇。

そして、その隣には恵もいた。

「……みんな」

思わず目を丸くする。

「いつからいたの?」

「最初からいたって!」

悠仁が答える。

「えっ……」

私は少しだけ固まった。

そして、さっきまで脹相に向けていた自分の表情を思い出す。


「……見てた?」

「見てた」

野薔薇が即答した。

「……」

顔がじわじわ熱くなる。

「……うわぁぁぁ…そっか」

私は恥ずかしくなって、思わず床に視線を落とした。

そんな私を見て、野薔薇がくすっと笑う。


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