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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第2章 付き合ったことを五条さんに


高専の廊下を歩きながら、私は何度も深呼吸をしていた。

今日は、五条さんに報告がある。

昨日、脹相と付き合い始めたこと、
たったそれだけのことなのに、なぜかものすごく緊張する。

五条さんは私の保護者のような存在で、
昔から何かあれば気にかけてくれていた。

それに、脹相と付き合う前から、私たちが一緒に暮らすことを許してくれたのも五条さんだった。

私が脹相に片思いしていることを知ってからは、何度も背中を押してくれた。

だからこそ、今回の報告を聞いたら、きっと驚くに違いない。

「……怒られないかな」

「何を?」

「わっ!」

突然、背後から声がして飛び上がる。

振り返ると、そこには五条さんがいた。

「五条さん……!」

「なになに? 僕に何か隠し事?」

「……ないです」

「その顔、絶対あるじゃん」

五条さんは楽しそうに笑いながら、私の顔を覗き込む。

「で? 何?」

「……えっと」

言おう。

そう思って口を開く。

「……私、昨日」

「うん」

「脹相と……」

そこで言葉が止まる。

五条さんが首を傾げた。

「脹相と?」

私はぎゅっと手を握って、一気に言った。

「付き合いました」

「…………」

沈黙。

「……」

「…………」

五条さんが固まった。

「……え?」

「だから……脹相と付き合いました」

「…………」

五条さんはしばらく私を見つめたあと、ゆっくりと額に手を当てた。


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