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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第1章 付き合ったんだよね?



「ずっと伝えたかったの。でも、今まで伝えられなくて……だから、これからは朝も夜も、何度でも言いたい」

「俺も、これからは何度でも伝える」

「……しつこくない?」

「ならない」

即答だった。

思わず顔を上げると、脹相は真剣な表情で私を見ていた。

けれど耳だけが、ほんの少し赤い。

脹相は私の手を取り、大きな手で指先まで包み込む。

「お前に好きだと言われるのは、嬉しい」

「……何度でも?」

「ああ。何度でも」

その言葉が嬉しくて、私は少しだけ身体を近づけた。

「好き」

「俺も好きだ」

返事が早い。

「……大好き」

脹相は一度視線を逸らし、それから私の手を握り直した。

「俺も、お前を大切に思っている」

まっすぐな言葉に、胸がいっぱいになる。

脹相は繋いだ手を離さないまま、肩を寄せてくれる。

「毎日言っていいからな」

「……脹相も?」

「ああ。俺も、毎日伝えたい」

静かな声で言われ、顔が熱くなる。

「じゃあ、約束ね」

「ああ」

脹相は繋いだ手の親指で、私の指先をゆっくり撫でた。

「忘れるものか」

その温かさに包まれながら、私は小さく笑う。

「じゃあ……もう一回」

「ん?」

私は彼の隣で、少しだけ身を寄せて言った。

「好き」

脹相の手に、少しだけ力がこもる。

「……俺も好きだ」

その声があまりにも優しくて、私はもう一度笑った。


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