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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第79章 卒業〜帰る家〜


卒業式の帰り道。
今日だけは少し特別だった。

歩く先には私たちの家が見えてくる。
玄関の前まで来たところで、脹相が扉を開けた。

「ただいま~」

私が中へ入る。

――その瞬間。

「卒業おめでとう!」

「おめでとう!」

「お疲れ!」

「卒業おめでとう、!」

「……え?」

リビングから、一斉に声が上がった声に私はその場で立ち止まる。

「……えっ?」

そこにいたのは、五条さん。
恵。そして、悠仁と野薔薇。

「みんな……?」

「おかえり」

恵が手を上げる。

「卒業おめでとう」

「ありがとう……」

「サプラ~イズ!」

悠仁が嬉しそうに笑う。

「卒業パーティーだよ!」

「え、ちょっと待って。どういうこと?」

私は隣の脹相を見る。

すると、脹相が少しだけ気まずそうに視線を逸らした。

「……実は」

五条さんが楽しそうに口を挟む。

「脹相、今日の卒業式の間に僕らと準備してたんだよ」

「え?」

「パーティーの準備するって」

「……脹相が?」

「ああ」

脹相が頷く。

「お前が帰ってくるまでに、準備をしておきたかった。」

 胸がいっぱいになる。

「脹相……」

「何だ?」

「ありがとう」

「俺がしたかっただけだ」

そう言いながらも、少し照れている。

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