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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第74章 脹相の不安





「あ、そうだ。私、卒業したあとの進路も決めてるんだよ」

あなたがそう言うと、脹相は顔を上げた。
「……進路か?」

「うん。高校を卒業したら、高専で実践を積みながら、硝子さんのところでサポートや研究にも参加するつもりなの」

「……そうなのか」

「だから大丈夫だって言い切れるの。前もって私の体は色々調べてあって、今の数値は前と変わらない」

「脹相の身体についても、分からないことがたくさんあるでしょう? だから、知識をつけたいんだ」

私は少し考えながら続けた。

「子どもが欲しいと思ったときだって、体外受精みたいな方法が使える可能性もできるかもしれない。もちろん、実際に可能かどうかは調べてみないと分からないけどね」

「……ああ」

「だから、今から全部を心配しなくてもいいんだよ」

私は、彼の前で両腕を広げた。

「何にも心配しないで、私のそばにいて?」

脹相は動かなかった。
ただ、彼女を見つめていた。
どうして、こんなにも自分を受け入れてくれるのだろう。

自分の存在が、彼女の未来を脅かすかもしれないのに。

何も約束できない自分を、どうして信じてくれるのだろう。

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