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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第72章 年末年始〜大晦日


私はそのまま五条さんの部屋へ向かう。

コンコン。

「五条さん。朝ですよ」

「…………」

返事がない。

「五条さん?」

もう一度声をかけてから、そっと襖を開ける。

「失礼します」

部屋の中を見ると、五条さんはまだ眠っていた。

「……」

寝顔まで綺麗だった。
髪も乱れているのに、それすら妙に様になっている。

「……」

「……なんで寝てるだけなのにこんなに顔がいいんだろ」

思わず小さく呟く。

すると

「……何をしている」

後ろから声がした。

「わっ」

振り返ると、脹相が立っている。

「脹相、来たの?」

「ああ。気になって」

脹相が眠っている五条さんを見ると、無表情になった。

「……」

「どうしたの?」

「……寝顔まで腹立たしいな」

「ふふっ」

思わず笑ってしまう。
その声で、五条がもぞもぞと動いた。

「……んー……」

「五条さん、朝ですよ」

「……あと五分……」

「駄目です」

「あと三分……」

「駄目です」

「……一分だけ」

「起きてください」

「…………」

五条がゆっくり目を開け、
眠そうな目でぼんやりとこちらを見る。

「……おはよ」

「おはようございます」

「……まだ眠い」

「知ってます」

私は布団をめくる。

「ほら、起きて」

「寒い……」

「起きないと朝ごはん食べられませんよ」

「……うん」

五条がようやく上半身を起こす。
しかし、起き上がっただけで、ぼーっとしている。
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