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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第68章 クリスマス〜夜



脹相が嬉しそうに笑い、プレゼントを交換し終えると、
部屋の中は少しだけ静かになった。

「……今日は、楽しかったね」

「ああ」

「すごく楽しかった」

脹相が隣で頷く。
クリスマスマーケットも、イルミネーションも。

どれも私にとっては、恋人と過ごす初めてのクリスマスだった。

「脹相と一緒でよかった」

「俺もだ」

そう言って、脹相が私の髪を撫でる。
その手が嬉しくて、私は自然と肩を寄せた。


「……ねえ」

「ん?」

「来年も一緒にいようね」

「ああ。約束だ」

迷いのない返事に、胸が温かくなる。
しばらくそうしていたけれど、時計を見るともう遅い。

「……ほら、寝よう?」

「ああ」

寝室へ向かい、私は先に布団へ入った。
いつもより少し薄手の部屋着。

布団の中で脹相を待っていると、やがて彼が入ってくる。

「……」

一瞬だけ、脹相の動きが止まった。

「どうしたの?」

「……何でもない」

そう言いながら、少しだけ視線を逸らす。
私が布団の中から手を伸ばす。

「おいで?」

「……ああ」

脹相が隣に入る。

私はすぐに身体を寄せた。

胸元に頬をつけて、腕を回す。

「……昨日、一緒にいられなかったから」

「……ああ」

「今日はいっぱいくっついてたい」

脹相が黙る。

けれど、私を離すことはしなかった。
むしろ、そっと腕を回して抱き寄せてくれる。

「こうしてると安心する」

「そうか」

「脹相、あったかい」
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