第65章 クリスマス〜イヴ
十二月二十四日。
今日はクリスマス・イヴ。
そして、五条さんにとっては夏油さんの命日でもある。
だから私は、この日は五条さんのそばにいることにしていた。
今年も例外ではなく、五条家に泊まることにしてある。
脹相もそれを分かってくれていた。
「クリスマスはどうする?」
昨夜、眠る前にそう尋ねると、脹相は少し考えてから答えた。
「……待ち合わせをするか」
「うん。お昼くらいに駅で待ち合わせしようよ」
「ああ」
「クリスマスだし、どこか行こうか」
「お前となら、どこでもいい」
「ふふ。じゃあ、明後日ね」
「ああ。明後日」
そう約束して眠った。