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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第61章 ハロウィン〜猫



「……朝から考えていた」

「何を?」

「イタズラのことを」

「え?朝から?」

「お前にされるなら……俺がするより、その方がいいと思っていた」

「……」

私の頬が熱くなる。

「……本当に?」

「ああ」

脹相はまっすぐ私を見る。

「だが、実際にされると……」

「されると?」

「……耐えられない」

そう言って、脹相は再び顔を覆った。

その姿に私は思わず笑ってしまう。

「ふふっ」

「笑うな……」

「だって可愛いんだもん」

「……それもやめろ」

けれど、私の手を握ったまま離さないところを見ると。

どうやら、本当に嫌だったわけではないらしい。

テーブルの上では、二人分のプリンがまだ少し残っているが
脹相の頬には、もうクリームは残っていなかった。

 ――ハロウィンのイタズラは、
人によっては嬉しい、そう学んだ。
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