• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第52章 心の準備ができた



「……」

「ふふ」

私が笑うと、脹相も照れたように微笑む。

「……緊張するな」

「私もだよ」

そう言って、私は繋いだ手を握り返す。

「でも、大丈夫だよ」

その言葉に、脹相の表情が少しだけ安心したように緩む。

「……ああ」

もう一度、今度はさっきよりゆっくりと唇を重ねる。
離れたあと、額をそっと寄せ合う。

言葉は少なくても、お互いの気持ちは伝わっていた。
私は脹相の目を見つめながら、ゆっくりと身支度をほどいていく。

脹相は一瞬だけ息を呑んだものの、急ぐことはしない。
ただ、私の表情を確かめるように見つめる。

「……大丈夫か?」

「うん」

私はもう一度微笑む。

「大丈夫だよ」

その言葉に脹相も頷く。

「……分かった」

そして二人は、もう一度静かに微笑み合った。

/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp