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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第49章 3日間の我慢〜2日目



二日目の夜。
脹相は、昨夜と同じように一人で眠った。
またもや夢の中で、彼女は脹相の目の前にいる。

「脹相」

名前を呼ばれ、その声を聞いた瞬間、脹相は彼女に近づいた。

自然に顔が近づいて唇が触れる。

一度離れて、もう一度。
今度は少し長く。

また離れる。
そして、もう一度。

何度も繰り返す。

夢の中だからなのか、普段よりもずっと素直だった。

彼女が照れたように笑っている。
その表情を見て、脹相はまた顔を近づけた。

最後に、もう一度。
そう思って――唇が触れる、その直前。

「……!」

脹相は目を覚ました。

「…………」

暗い天井。

隣には誰もいない。

脹相はしばらく瞬きもせず、天井を見つめていた。

「……またか」

昨夜に続いて、今日も夢を見た。
しかも最後は、触れる直前で目が覚めた。

「…………」

少しだけ悔しい。

けれど、それ以上に
夢の中の私が、まだ鮮明に残っていた。

朝。脹相はいつもより早く起きた。

もしかしたら、彼女に会えるかもしれない。
そんなことを考えていた。

けれど、リビングにも玄関にも彼女の姿はなかった。

「……そうか」

今日は会えないらしい。
脹相は少しだけ寂しく思いながら、一人で時間を過ごした。

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