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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第48章 3日間の我慢〜1日目



夢の中には、がいた。

「脹相?」

いつものように名前を呼ぶ彼女を見た瞬間、
脹相は何も言わずに手を伸ばした。

彼女の頭に触れ、ゆっくりと髪を撫でる。


「……どうしたの?」

夢の中の彼女は、不思議そうに脹相を見上げる。
いつもと変わらない俺に向ける可愛い笑顔。

「……いや」

脹相は答えながら、また髪を撫でる。
指先に伝わる感触が、リアルだった。

それから、頬に触れ、そっと撫でる。

「脹相?」

「……触れたかった」

「え?」

「触れられないと思うと……触れたくなった」

そして、私を抱き寄せる。

「わ……」

驚く私を、そのまま腕の中に閉じ込める。

「少しだけ、このままでいたい」

「うん」

彼女が包むように脹相の背中に腕を回す。

「……落ち着く」

脹相はそう呟いて、目を閉じた。
夢だというのに腕の中にいる彼女の温度まで、はっきりと感じる。

「試験が終わったら……戻ってこい」

「もちろん」

そう答える彼女を、脹相はもう一度強く抱きしめた。

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