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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第47章 挟まれる


そして翌朝。

「……ん」

お前が目を覚ます。

「おはよう、脹相」

「ああ。おはよう」

「……どうしたの?」

「何がだ」

「なんか眠そう」

「……少しな」

ようやく解放された足を、脹相はそっと伸ばす。
まだ少し痺れている。

だが昨夜のことを思い出すと、不思議と嫌な気持ちはしなかった。

「……?」

 お前が不思議そうにこちらを見る。

「何でもない」

そう答える。

言わない。
昨夜、お前に足を挟まれて身動きが取れなくなっていたことも。

そのまま何度も「無心になれ」と自分に言い聞かせていたことも。

それなのに
(……幸せだった)
そう思っていることも。

全部、俺だけが知っていればいい。

そして次の夜、もしまた同じことが起きたら。

(……起こさないだろうな)

 脹相はそう思いながら、まだ少し痺れている足をそっと伸ばした。
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