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②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第39章 オムライス弁当


朝、私はキッチンでお弁当を詰めながら首を傾げた。

「脹相、お昼これね」

「ありがとう」

今日のお弁当は、脹相の好きなものを詰めた。

そして最後に

「……よし」

ケチャップで、オムライスの上に小さくハートを描く。

「……かわいい」

自分で作っておきながら、少し恥ずかしくなって蓋を閉めた。

「脹相、忘れないでね」

「ああ。大切に食べる」

「うん」

そんな朝だった。

ところが昼休み。

「……ん?」

五条が自分の机の上に置かれた弁当を見て、首を傾げた。

「これ誰の?」

「え?」

私が振り返る。

「それ……」

「ん?」

五条が蓋を開けると、中にはオムライス。

そして、その表面には赤いハート。

「…………」

「…………」

数秒の沈黙。

五条がゆっくり私を見る。

「へぇ~~~~?」

「ち、違っ……!」

「何が?」

「それ、脹相のお弁当!」

「うん」

五条は楽しそうに笑う。

「知ってるよ?」

「なんで持ってるの!?」

「脹相が置いてった」

「えっ」

「僕の机に」

「なんで!?」

「知らない」

五条はケチャップのハートを眺める。

「……ふーん」

「五条さん」

「ん?」

「それ、見ないで」

「なんで?」

「恥ずかしいから!」

「いやいや」

五条はニヤニヤしている。

「保護者としては、ちょっと確認しないとね」

「何を!?」

「ちゃんと仲良くしているかどうか」

「……!」

「ハートだもんねぇ」

「もう!」

「オムライスだし」

「五条先生!」

「しかも、これ脹相の好きなやつでしょ?」

「……」

「いやぁ、青春だねぇ」

「からかわないで!」

そこへ脹相がやって来た。

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