• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第38章 逃げる



二人で寝室へ戻る。
布団に入ると、脹相がそっと私の手を握った。

「……これなら、少しは落ち着く」

「そっか」

「ああ」

私は笑って、その手を握り返す。

「じゃあ、今日はもうシャワーに逃げないでね」

「……多分」

「多分なんだ」

「……お前が隣にいるからな」

そう言いながらも、脹相は私の隣から離れないでいてくれる。

私は今日初めて知った。

今まで夜中に聞こえなかったシャワーの音の向こうで
脹相が一人で必死に冷静になろうとしていたことを。
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp