• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

②呪術廻戦〜脹相と恋人〜

第37章 媚薬



「なにその顔」

「何のことだ」

「いやぁ?」

五条がにやにやする。

「僕の可愛い保護対象を取られて、ちょっと悔しいなぁと思ってたけど」

「五条」

「ん?」

「俺は取ったつもりはない」

「そういうところだよ」

五条は肩をすくめる。

「まあ、本人が自分からくっついてるなら仕方ないか」

そして、私の頭を撫でる代わりに、少し離れたところから手を振った。

「じゃあね。今日はちゃんと休むんだよ」

「うん」

「おやすみはまだ早いけど、お大事に」

「ありがとう」

五条はそれだけ言うと、今度こそ廊下の奥へ歩いていった。

数歩進んだところで、ふと振り返る。

私が脹相の腕にくっついているのを確認すると、安心したように小さく笑った。

「……ちゃん自分の気持ちを言えるようになったんだね」

その呟きは、私たちには届かなかった。

/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp