第6章 雑用係
「では、話を戻しますよ。先程も言いましたが、必ず仕事を終わらせてから図書館を利用してくださいね」
「そんなのいやなんだゾ!オレ様もあのカッケー制服着て生徒になりたいんだゾ~!」
「不満ならば結構。また外に放り出すだけです」
「ふな゛っ!?」
「あらー」
学園長先生の提案に真っ向拒否の訴えを申し出てたグリムちゃんだったけれど、にべもなく一蹴されて目を剥いていた。
たしかに生徒として迎え入れられた訳じゃないから、グリムちゃんの夢が叶ったとは言えないだけに不満が生まれるのも無理はない。
が、せっかく学園内への滞在が許可されたのに、ワガママを言って追い出されては結局ふりだしに戻るだけだ。
グリムちゃんもそれだけはマズイとわかっているのだろう。慌てて「わ、わかった!」と条件を呑んだ。
「やればいいんだろ、やれば!」
「これからよろしくお願いしますねー。グリムちゃんと一緒に頑張ります」
グリムちゃんが納得してくれれば、話は纏まったも同然だった。
私の方は特に不満はないから、学園長先生の与えてくれた『雑用係』を快く拝命する。
それぞれの返事を受け取った学園長先生は、よろしい、と深く頷いた。
「では2人とも。明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように!」
かくして、私とグリムちゃんは晴れてナイトレイブンカレッジでの居場所を確保したのだった。