第10章 一人遊びのち・・・あくまの研究
「き?」
わくわくした目で僕を見つめる愛里沙。
「き・・・もちいいわけあるかああ!!!!」
怒りが、爆発した。
「ええええ!なんで!?一生懸命研究したのに!」
「何見て研究した!」
「え?お兄ちゃんが隠し持ってるエロマンガでしょ?それから、『無料で読める大人のケータイ官能小説』のSM・調教って書いて小説でしょ?あと、適当に『男の子、虜にする』って調べて出てきたエロ動画とか、アニメ・・・かな?」
「情報が!偏り過ぎだあああああああ!」
そう、この幼馴染に悪気はないのである。
思い立ったら真っ直ぐなのだ。何も彼女を止められない。
「ダメだったの!?」
「痛いわ!死ぬかと思った!」
「じゃあ・・・風見先生の方が・・・」
愛里沙の瞳が震える。若干涙目になっている?なんだ、負けたと思っての悔し泣き?
負けず嫌いにもほどがあるだろう。人の体を何だと思ってんだ!
「とにかく!これほどいてよ!」
今日こそはガツンと言ってやらにゃいかん。このままだと僕は愛里沙に殺されかねない。嫌なことはイヤ、そう言ってやるんだ!
ぼろ・・・っと愛里沙の瞳から涙がこぼれた。